この巻でも色々なタイプの人間が出てきて非常に勉強させて頂きました。有名なビジネス書を読むのも損にはなりませんが、人生の教科書としてこういった漫画を何度もリピ読みするのも悪くないと思います。
司馬遷の「史記」は著者自身が、モラトリアムのような時期に各地を流浪していた経緯があり、実際の見聞も多く含まれているそうですから、登場人物像にもかなりのリアリティーがあるのですが、この3巻ではのちの"戦国の四公子"の一人、孟嘗君と藺相如と廉頗の逸話が秀逸でしたw
下記は3巻のチャプターになりますが、この中での「食客三千」においては鶏鳴狗盗、「刎頸の友」ではその名の通り刎頸の交わりの元になった故事成語が出てきます。
「先從隗始」
「奇謀詭策」
「食客三千」
「刎頚の友」
「長平の大合戦」
他、長平の大合戦などはかなり大規模なものだったらしく、読む部分読む部分が兎角新鮮でしたが、3巻ではまだ周の戦国時代になりますから、もう少し分かり易い始皇帝時代・項羽と劉邦が出てくるまでもう少し時間がかかると行ったところでしょうか???