8月、TVニュースで「あれから25年…」の放送…
当時の私は8才でしたが、生存者の女性がヘリで救助される映像は記憶に残っています。
しかし覚えているのは、その映像とボイスレコーダーの音声の雰囲気…
知らない事への興味から、軽い気持ちで本書を手にしました。
事故の概要、事故原因、なぜこんな事故が起こってしまったのか…その辺りを知りたい人には向かない本です。
本書は520人の被害者の遺体が家族の元へ帰って行くまでの、TVでは放送されることのない裏側の様子が書かれています(本来は裏側であってはならない事実なんだと思いました)
放送されないから知らなかったというより、そんな作業場面(遺体の修復、困難な身元確認)があるということすら頭に無かった自分にショックを受けました。
御遺族の気持ちを察すると胸が張り裂けそうでやり切れません…
関係者の方々の途方もない努力には言葉も出ませんでした。
本の上ですが、知る事ができよかったと思います。