"楽しく生きる秘訣は、決めたことは後悔しない、それにつきるのだ、と。"(154ページより引用)
近未来とパラレルワールドを舞台にしたSF小説。
現実世界である「過去」と仮想世界中の現実である「未来」、それにモノローグである「現在」の三部構成になっています。
クルマがまさしく自動車となり公共交通機関となった「過去」において、老人二人がクルマの図面を引き始める。
長い年月の後、人類が滅び鳥人が闊歩する「未来」において発掘されたクルマの図面から、クルマが作られる。
最後、「現在」において、未来と過去が少しだけ接する。
「クルマ好きには読んで欲しい」とのコメントを目にするけど、自分がクルマ好きではないのでクルマ好きの方が読んでおもしろいかは不明です。
あんまりクルマに詳しくない方でも、すこーしだけクルマの事が分かるようになるかも。でも、クルマ好きではない方だとクルマに関するシーンを読むのがちょっとだけ大変かも。