如何にもこの人が犯人だろう、と思った人物が犯人だった。こう言うと、つまらなかったのかと誤解されるかもしれない。名探偵がその人を犯人であると、推理する部分に読みごたえがあるので、この際犯人当てなど、どうでも良いのです。若かりし頃にチビチビ読んでたミステリーが懐かしくて、有栖川有栖のデビュー作、そしてこの2作目を読み、青春ノスタルジー系ミステリにハマりました。温故知新です。科学捜査の発達した現代ミステリや猟奇犯罪ものに飽きて方にオススメしたいです。トリックは分からなかったけど、心情的に犯人すぐわかっちゃったので、☆は4つです