映画が思いのほか面白かったので原作も読みたくなり、シリーズ全て大人買いしてみました。
リアルな北海道弁で全編綴られるため、本州の方には汚い言葉、読みづらい言葉になり感情移入しにくいと感じるかもしれません。
が、道産子で土地勘もある方なら更に、かなりハマるシリーズなのではないかと。
作品全体に漂う、雑多でなんとなく薄汚れたススキノの空気感とレトロ感も良いし、雑多に絡まった伏線を無駄にせずちゃんと消化してくれますので、シリーズが進むにつれて更に面白みが増して行きます。
酒好きな「俺」とそれを取り巻く人々の人間関係は人物描写がリアルですし、他のシリーズとのリンクも多いようなので、この作家さんの他のススキノシリーズも読みたくなります。
リアルな北海道弁を知りたい、という方には間違いなくお勧めw もちろん、内容も、です。面白いですよ。