父子の関係を、手紙と言う、書く方も読む方も感情に流される事のない伝達方法であり、あくまでも子に主体性を持たせながらも、父であり、且つビジネスの先輩として大きく方向を間違えないようにアドバイスする手紙はその場だけでなく、将来に渡って役にたつ手紙であり、読者の我々にとっても非常に参考になる本です。私も妻や子供対し、本当に大切な事を冷静に聞いてほしい時は手紙を書きます。 また、城山三郎氏の訳となっている点について、城山氏がこの本を訳す事になった背景には城山氏ならではの人間観が見うけら気がします。 様々な観点から、これこそが人、考え方であるっと我々に訴える目線で本を書いている城山氏の一つの書物だと感心する次第です