山崎豊子さんの「二つの祖国」「不毛地帯」そして「大地の子」これらは全て戦争と言う不幸な出来事によって、起こったそれぞれの主人公の人生についてかかれた小説ですが、中でも「大地の子」は色んな意味で考えさせられる小説でした。
国の違い、血のつながりなど関係なく、人間として親として、子として何が大切なのか・・・と大切なものを見失う事によって、不幸な事は起こり、そう言う時に、何時も犠牲になるのは何も罪の無い弱い者が犠牲になってしまうのだと・・・同じ過ちは決してすることないよう・・・、本当に考えさせられる小説でした。