経営者として働く私は、本や研修によって得た知識をどうやって仕事に生かして行けが良いのか悩み、「思考の整理学」と言う本を読みました。
この本を読んで最も印象に残ったことは、「学んだことは一度寝かせる」ということです。
思わず線を引いてしまった一文は
“努力をすれば、どんなことでも成就するように考えるのは思い上がりである。努力をしても、できないことがある。それには、時間をかけるしか手がない。(中略)何十年という沈黙ののちに、はじめて、形をととのえるということもある。”
「これって僕に向けて書いてるんとちゃうやろか…」と、体がむず痒くなりました。
今までは学んだことをすぐに実践する。本で得た知識をすぐに引用してきたため、その分失敗や勘違いをしてしまうことがありました。
学んだことを心の片隅に置いて寝かせておくと、文章を書くときや、イベントを開催する時にアイデアが浮かぶ時があります。
この知見を生かし、腹落ちしていない知識は、無理をして使おうとせずに、頭の片隅に置いておこうと思います。
学んだことはすぐに役に立たなくても、いずれ役立つ時が来る。
そう考えて、これからも学び続けていこうと思います。