三浦綾子さんの本は何冊か読んでいますが、とても考えさせられる内容でした。子供は親の所有物ではない、という事を良く聞きますが、本当にその通りだと思います。親の所有物だと思うから、おかしくなるのだと思いました。血の繋がりはあっても、結局は皆別の人格なのだから、その人の個性を伸ばせるように出来たら一番良いのになと思います。一気読みしてしまいました。

受験期の少年をもつ姉妹の確執。頭脳明晰な息子と近親相姦という恐ろしい状態から大学へ受かった息子の母親への報復ともとれる自殺。 後味の悪い話。幸せとは何か....三浦作品は宗教色が強い。