自分が子どもの頃読んだ「ちいさなおうち」をはじめヴァージニア・リー・バートンの作品は大好きで国内で販売されているものはほとんど持っています。これは彼女の最後の作品のようですが、淡々と地球誕生から今までのことが丁寧に書かれています。たぶん自分の子ども達のために描いたのではないかと思いますが、愛情深く、未来への希望に満ちた1冊です。
実は1年ほど前、ある読み聞かせの勉強会でお薦めの本としてこの本が数人からあがり、「なぜか子どもが大好き」とのコメントがついていて気になっていました。ただ、お値段も良く、5歳の子どもにはまだ早いかとずっと購入をためらっていました。子ども向けだからと妥協せず、しっかりと描き込んである絵本。その時々の楽しみ方でずっと子どもが向き合ってくれるといいなと思います。