『マンネリは少年の敵』と講演会で話された大村はま先生の言葉が忘れられず、もう一度はま先生の本を読みたくなり購入しました。子どもたちが一人前の人間として生きていかれるように導くのが教師の仕事。作文を宿題にするのではなく、書き出しに悩む子にはヒントを何通りも用意する準備の周到さ等々学ぶことがたくさんありました。はま先生の生き方に今一度この本から学びたいと思いました。

新規採用の先生方の必読書です。迷いをもって指導している先生にもお勧めします。教育の原点を見る思いです。

初版が昭和48年ですから、表現の一部に現在では不適切なものもありますが、これから教職を目指す方には是非読んでほしい1冊です。何も難しいことをいっておられるのではありません。大学の先生ではなく、教壇に立つ現場の言葉です。約40年たった今もなお、説得力があります。