左利きですがペンは右に直されて育った口です。
なのでいままでは、ペンを右手に持ちながら、右用の扇子を左手で持って、
きゅうくつに仰いでいました。
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「左用の扇子があったら良いなぁ」と30年以上思っていました。
実店舗では一度も見たことがなかった左用の扇子、
こうしてネットで見つけることができました。
ふつうの扇子1本の半値で、左右2本組ですから、正味4分の1の安さ。
その安さゆえ、万が一壊しても諦めが付くだろうとか、
練習用にちょうど良いだろうとかの計算です。
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造りもかなりしっかりしていて、将棋のプロ棋士みたいに
パチンパチンと小気味良い開閉音を立てるのも容易です。
静かな公共の場所でそれをやると他人迷惑になるでしょうけど。
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また、同じ柄の2本組ですから、これを必ず両方ともに持ち歩けば、
「どちらかが右で、どちらかが左」という事実を忘れにくくなり、
ただ単に「左用」とか目印を付けるだけよりも安心です。
右利きの人目に触れたときも、「なんで同じのが2本?」と
思ってもらえれば、いくらか安心できるかもしれません。
なにしろ、左用の扇子を右用のつもりで開くと一発破損ですから。
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念願の左用扇子ですが、なにぶんにも30年以上は右用を使ってきました。
右用を開く習慣が体に染みついているのはどうしようもないことなので、
この左右セットで十分に練習して、習慣を逆転できるようになったら、
こんどは普通の値段の左用扇子を買い増ししようと思います。
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えっ?「それだったらウチワにすれば?」ですか。
ウチワでは肩叩きや指し棒の代わりになりませんし、
胸ポケットにいれて運ぶにも不便ですから、
やっぱり扇子が良いんです。
なによりも、左手専用に設計されているところが嬉しいのです。
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なお、扇子を使ったことが全くない右利きの方であれば、
右手にペンを持ちながら、左手に左用扇子を持てば便利ではないでしょうか?
右手でペンと右用扇子を持ち変えることに比べれば、です。