中古でJA11Vを購入する時にアイドリングがややバラ付いていたのでデスビローターとキャップを交換して頂きましたが、ブーストが低いときのトルクが細いと感じたので点火系に手を入れる事にしました。エンジンの燃えを良くするにはトルク重視なら電流を増やし、高回転まで安定的に伸ばすには高電圧が効くとよく言われるので、まずはプラグギャップを0.9mmにしてハイテンションケーブルをNGKのシリコンに交換。ギャップを開くと要求電圧が上がるので単に低抵抗なだけで無くてインピーダンスのマッチングが大切です。それでアイドリングから4000回転までは良くなりましたがフルブースト全開時と5000rpm以上のバラツキが気になり、この製品を購入。写真入りの取説が付いていて作業は楽でした。結果はセルを回すとクランクが一回転する間にエンジンが掛かり、常用域のトルク感が上がって気持ち良くなり、マフラーからは完全燃焼の証しである水がポタポタ。5000rpm以上もレッドゾ-ン入り口までシュイーンです。この価格では反則なくらい良くできたコイルですね。巻き線の設計も閉磁回路の設計も良いから高電圧と大電流と放電持続時間の全てのバランスが取れている感じです。素晴らしいです。