2ヶ月ほど使用し、根本的なところで大きな欠陥をもつアイテムだという事がわかってきました。
CO2はエアチューブから大粒の気体でリアクター内に添加されるのですが、大粒のため直ぐに溶解せず、徐々にリアクター上部に貯まり始めます。
この上部に溜まったCO2を拡散するためにリアクター上部にインペラがあり、そのインペラの動力はホースからの水流という事になるのですが、CO2が貯まりすぎると水流がインペラに当たることなくリアクター内に流れ落ち、結果インペラには水流が当たらず回転しなくなります。
そうなると溶解効率は極端に下がりCO2はリアクター上部にさらに貯まり続るという悪順化に陥ります。
この上部に溜まったCO2は添加を停止したあとにも徐々に水に溶け出し、結果いずれは100%溶解を達成できるのですが、いかんせん時間あたりの溶解効率が低く、また狙ったタイミングでの添加停止がほぼ不可能です。(逆さにした紙コップにCO2を貯め水槽内に置いているイメージをしてもらえればわかりやすいかと)
1滴/秒で4~5時間でインペラが回らなくなり、その後再びインペラが回り始めるのはだいたい6~12時間後です。(添加停止から6時間目までは止まったままなのは確認済み。その後は朝起きてから確認すると回っている)
60cm水槽でフィルターはテトラのVX-90を使用しており、水槽内の水の流れも程よく循環しているため、ホースからリアクターへの流量に問題があるとは思えません。
とはいえ添加後6時間の段階ではph6.7KH2という状態なので、おおよそ水草にとっては良好なCO2溶解量となるタイミングはあるのですが、いまいち水草の調子が上がりきらず、気泡の付きも悪い事、またエビも調子が悪い点なども気になっており、原因として狙い通りのタイミングでCO2を添加できていない点、タイムラグの大きさがどうにも気になるため、現在は拡散式など別の方法を検討中です。
もう一点ありまして、こちら他の方のレビューにもありますが、CO2用のホースは普通の6mmシリコンチューブは使えません。水漏れします。
いずれにせよ、全くおすすめできるアイテムではありません。最悪です。