あくまで主観ですので参考としてください。 以前、フェンダージャパンのテレキャスターを所持しておりました。現在、メキシコストラト、オールドグレッチ、オールドリッケン、現行リッケン、ジャパンエピフォン、ギブソン、マーチン、ＶＯＸ等、多数所持しております。 ギタースタンドに立てかけておいて、いつでも気軽に弾けるギターを探していて、このギターを見つけました。格安ギターで失敗していたので、そこそこの物を、と考えておりました。 新素材のテックウッド、オールローズ風のスタイル、バッカスの製品であること、選定、調整に定評のある光栄堂楽器さんであることが購入の決め手となりました。 生で弾いてまず感じたことは、テレキャスってこんなに響いたっけ？ということ。ボディの鳴りもサスティンも驚くほどでした。アンプにつないだ音は、リアの独特のキンキン感が抑えられており、フロントは太い感じの音がすると感じました。 手に持った感じは、すこし重い感じがしましたが、それ程気になる重さではないと思います。 仕上げについては、集積材の制作過程でしょうか、所々に凹みのようなのが数カ所。これは許容範囲だと思います。たまにレビューで見かける、「一目で合板とわかる」というようなことはないです。少なくとも、わたしには判りませんでした。お値段相当の仕上げだと思いますが、全体的にマット仕上げのサラサラした手触りで高級感があります。 指板は、メイプルとローズの中間くらいの感触でとても弾きやすかったです。光栄堂さんの調整のお陰なのか、元々の楽器の特性なのかわかりませんが、７～９フレットあたりの弾き心地が素晴らしく、感動しました。弾いた瞬間に、「軽い！なんじゃこれ！？」と思ったほどです。１２フレット１弦側は好みの分かれるところですが、初めて触る１本としてはベストなセッティングだと思いました。 ペグについて、安っぽいというレビューを見たことがありますが、確かにそんな感じです。でも、ガタガタしたり、チューニングしにくかったり、すぐ狂ったりということはありません。気になる方はゴトー製と交換すれば良いと思います。 あと、テールピースエンドに弦を通せる穴が開いていたり、駒に弦の溝が切っているのはプラス要素だと思います。 総合的に見て、超オススメの１本です。 追伸・・・オマケありがとうございました。