従来、ウッドストーブはソロストーブの小型を主に使用してきた。これはどちらかと言えば登山やハイキングで携帯する調理用ストーブだと思います。従って暖をとったり、焚火自体を楽しむという目的ではどうしても物足りない。そこで、より大型の二次燃焼式ウッドストーブの導入を検討してみた。候補は以下の3機種です。
(1)Field to Summit フレイムストーブMAX MINI 使用時サイズ φ28cm-高さ32cm
(2)Field to Summit フレイムストーブMAX 使用時サイズ φ36cm-高さ40cm
(3)ソロストーブ レンジャー2.0 使用時サイズ φ38cm-高さ42cm
数値的には大差ないように見えるが、画像で見ると(2)の燃焼部容積は(1)の約4倍、(3)は(1)の5倍ほどある事が分かる。(3)のレンジャーは、いかんせん大きく収納性が悪い。オートキャンプといえども取り回しに苦労しそうです。価格面では(1)(2)は比較的安価ですが(3)は非常に高い。また、二次燃焼式ストーブは燃焼速度が速いので、(2)3)は大量の薪を消費する事が予想されます。おそらく燃焼部の容積に比例している。このタイプのストーブはテント内で使う箱型の薪ストーブより薪を消費するのが早い。煙突内の排気ダクトダンパーに相当する機能が無いので燃焼速度をセーブできないのでしょう。そこで許容できる消費量を踏まえて、一番小さい(1)の商品を購入することにした。従来のウッドストーブには無かったサイズ帯で見事に穴を埋めた感じです。
フレイムストーブの生産国は中国ですが、おそらく生産管理は日本が行っているのではないでしょうか。中国製とは思えない管理品質です。製造時のバリなどもなく、非常に美しい仕上げです。2分割式なので収納時は約1/2サイズに収まります。作りのしっかりした収納ケースが付属するので扱いやすい。燃焼材を受けるロストルは単純に穴を開けただけでなく凹凸ラインを付けて強化されている。ステンレスは丈夫だが高温にさらすと歪む場合があるので、その対策だと思います。穴は細かいペレット材を使用すると漏れる場合もありそうだが、ペレット用の中敷きまでは不要だと思います。