彼女がまだ結婚前の旧姓本名時代からFacebookを通して交流していましたが、あの時代はまだ若さからくるのか道が定まらないような時期もあって多分色々試行錯誤で努力していたんでしょう。初期の彼女は私がまだ同じ年齢ぐらいだった時とそんなに変わらない響きだったギターが、もはや1音耳にしただけで「あ、魚高ミチルだ」と分かるレベルに達して、とても私など届かない高さまで昇ってしまいました。そして、このオリジナルアルバムの二曲目の「野良猫」は最高傑作です。まるで彼女が中島みゆきを超えたのではないかと思わせるほどの衝撃を受けました。他の曲も今の時代を切り取るスクープ写真のような歌詞とメロディー、そして歌声と演奏。音楽ファンなら一度は聴いて欲しい一枚です。