シンプルでクラシックな見目が非常に麗しく、かつ描きやすく、カチャつかない剛健な作り。
で、この価格。
他サイトや近所の在庫では既に売り切れている芯径のものがこちらで手に入り、多謝。
赤が透明軸でややプラスチッキーな軽い見た目+描く時にビビッドな色が気障りな時もあるので主に緑派。
(とは言えデザインに合った十二分に美しい色味なので捨てがたい)
ファーバーカステルのこの手のクラシックタイプのクラッチペンシルと同様、
グリップ部分が先細りでかなり細め。持ちにくいかと思いきや、胴軸部分はしっかり太さがある流線型なフォルムとあいまって描画に限っては非常に描きやすい。特に細かい描写に向いている。
こういうクラッシーで美しく、機能的にも質実剛健で安価な古典的銘品が売れずにひっそりと廃番、
ゴテゴテした機能テンコ盛りのハイテク家電みたいなダサいシャープペンシルに群がる人々。
終わってんな、と思う。
(クリップは強固に固定されて取れない仕様だが、クリップ位置が低く手にかなり干渉するので、
なんとかもぎ取った=クリップに定規類を挟んで外すと簡単だった。ら、一層シルエットの美しさ、持ちやすさが際立って愛着倍増。
どっちがオリジナルなのか不明ながらこれと瓜二つな、これも国内では廃番、海外では絶賛ベストセラー中のぺんてる『P200』シリーズはクリップがたやすく取れる。ので、色違いで区別するためにも『P200』も購入したが、こちらのほうがブレ・カチャつきが最小限。また、あちらは本体にクリップのための浅い溝があって、外すとデザイン的にマヌケ。いずれにしろ、存在感・たたずまいといい、こちらが上回る。手に入らなくなる前にゲットできて本当に良かった)