大晦日の午前中におせち料理が届きました。配達の方においしいおみかんやらうなぎパイやらお渡しして、大切に持ってきてくださったお節を受け取りました。その時点でお正月の準備でくたくたになっていたのですが、「このおいしいお節をきれいな環境で神様と一緒に頂くぞ」とやる気が出てなんとか大晦日を乗り切りました。来年こそは、新潟のお正月に倣って大晦日にお節を開け、除夜の鐘でも聞きながらぼちぼちつまみつつゆったりと年神様を迎えたいものです。
増量お節は二人で2日以上もたっぷり楽しめました。1日目は日本酒とお屠蘇と一品ずつ頂き、2日目は日本酒とワインと無農薬煎茶でまったりと、各人の好きなものを皿に盛って頂きます。このお節を盛るために干支の龍の入ったお皿を購入。特別なとき用の夫の手作り湯呑みも、良い器総出で心尽くしのお料理をいただく。
1日目は「わあ、おいしいね」と感動、2日目は多少冷静になっているので細やかな細工を充分に堪能します。陽が登るように放射状に入っている数の子の切れ目、頭の落ちていない田作りの丁寧さ。金柑に仕込まれている白餡はお茶請けにぴったり。明日は自家製フランスパン にマカダミアナッツ風味のフルーツチーズを乗せ、デザートに渋皮栗煮と栗きんとんをそえたアイスクリームを。小腹が空いたら豆板をさっと焼いて、お醤油と海苔でくるんで。
こんなにも手のかかったおいしいものを、家にいながら年明けから体を休めながら頂けて(ここ大事です!)「作ってくださってありがとう」と感謝しかありません。数の子や鰤の子など魚卵は生臭くて苦手なのですが、毎年入ってくるこのおせち料理の数の子・鰤の子だけは味が繊細で生臭さがないので楽しみです。漬物も苦手ですが、野菜といぶりがっこチーズのテリーヌも最後の一切れは私が美味しく頂きました。
おせちをの何が良いって、冷えているから良いのですよね。温かい食べ物を温かいままで食卓に並べなきゃという、忙しなさがなくて良い。お正月から主婦も休めます、これ大事。このお節は薄味にしても、添加物が少ないのも良いです。
今年は弐の重と蓋の白木がきれいだったので、アルコールで拭いてお正月の道具入れに使います。
おいしいものをありがとう!!今年も健康で人に良くして生きていこうと思います。
感謝から始まる一年って、良いものですね。