晩秋から使い始めて、すっかり気に入ってしまった香水です。
最初から最後までラズベリーやカラメルの甘い匂いがするにもかかわらず、子供じみたところがまったくありません。
私の第一印象は「古いヨーロッパの貴婦人の帽子が納戸から出てきたら、こんなイメージかしら」という、かなりクラシカルなものでした。
どこかのレビューでも「オーストリア皇妃エリーザベトが愛したスミレの砂糖菓子」というような表現をした方がいらっしゃいました。まさにそういった香りです。
香りのもちは良いようで、半日後すっかり消えたと思っていても、時折ふわんとベリー香を感じることがあります。それがまたひかえめな甘さで心地良かったりします。