届いた時、バーナーに使用痕があり、ジェットを灯油用に交換しようとフレームスプレッダーを外したら、裏側に煤が付いている。しかしウィックは真っ白の新品。
更にジェットを交換しようとしたら、デフォルトのガソリン用ジェットがネジ山3つくらい余らせて付いている。ネジにピッタリサイズでネジ頭を舐めなくて良い水栓用マイナスドライバーで、ガソリンジェットが未使用なこともあってか(燃焼痕は知らない)、あっさり外した後、灯油用ジェットを付けるも、やはりネジ山3つ残して、それ以上締められない。(画像1)
どういうことかと、早速問い合わせたところ、迅速に回答頂き、
MSRではバーナー全数の燃焼チェックを行っている。
ウィックはテスト後の装着なので綺麗。
ジェットはメンテしやすいようにしてあり、その結果ネジ山が残る。
とのことでした。
安心して6ccのアルコールでプレヒートの後、灯油で焚いてみたところ、無事に使えました。灯油ジェットもネジ山3つ残した状態でしたが、全く問題なく燃焼。
轟音と言われますが、私にはそれほどでもなく心地よい。ただ音の割に火力は強くなくて、1250ccマグで1リットルの水道水を沸かしたら、6月上旬で5分かかりました(画像2、沸騰後の弱火にて)。
消火に際し、火力調節バルブを全開、タンク側バルブを全閉にしたところ、ジェットからチョロチョロと火が数分出続け、それが煤を伴っているので、息を吹きかけて消しました。ホースの残燃料の処理は考え物ですが、ホースの硬さからしてタンク反転はやりづらいから、ホースを自然乾燥させることで対処します。
ちなみに、Maple-TreeのFeast K2(1.5リットル鍋)のヒートエクスチェンジャー穴径86mmに、ドラゴンフライの火がピッタリ(画像3枚目)。中火くらいが燃費的にもちょうど良さげです。