このワイン自体はリピ(他店購入ですが)。
ここのところ凝っているランブルスコ研究の一環で購入し、再度購入(こちらのショップのほうがほんの少しお買い得)。
先に同じ生産者(メディチ家)の上級ライン「コンチェルト」を飲んでいてのお手あわせ。
ただ、同じ生産者でも使用されている品種が若干違い、「コンチェルト」はランブルスコ・サラミーノ種100%なのに対し、こちら(アッソーロ・レッジャーノ)はランブルスコ・サラミーノ種にイタリア土着品種であるアンチェッロッタ種が少しブレンドされたもの。
やはり色は同様に濃くて、エッジまでびっしり赤紫色。グラスの底が見えません!
香りのボリュームは、ボトルを開けた途端にフルーツ爆弾香が押し寄せるコンチェルトにやや負けるものの、プルーン、ブルーベリー、スミレの黒系甘いフルーツ香が中心。うっすら丁字のようなスパイスとミルク系のまろやかな香りもあり、南仏のシラー種のえぐみとスパイシーさを取り除いて果実味だけを取り出したような印象。
口の中では完熟ブラックチェリー風味の濃いエキス。
意識されるほどではない穏やかめの酸とやわらかい泡のおかげで、果実由来の甘味は感じてもドライな味わい。
エキスを楽しんで、会話も賑やかになりそうな元気ワイン!
実際、前回購入時、普段はワインを飲まない70歳の母も「美味しいね!」と、わいわい2杯3杯と一緒に楽しんでくれました。
酢飯の甘さを邪魔しないので、アナゴの押し寿司や炙った北寄(北海道の貝です)寿司にピッタリ。
定番の生ハム(18ヵ月熟成のプロシュート)にも合わせましたが、生ハムの獣臭さだけを消してくれ、脂のうまみと果実味が絶妙に絡んで、いくらでも食べられそう。
カジュアルにお好みソースをかけたメンチカツ・サンドにもおススメ!