前勤務先の計器較正室を「超絶精度」と唸らせたTESTO 608-H2を私物1号機で10年以上愛用。
これは較正用恒温恒湿槽の標準温湿度計に温度±0.1度、湿度+0/-0.8%で追従し、「新しいのを買って返すからコレを較正室に譲ってくれ!!」と言わしめた逸品。
(その後較正室購入品-1.2%、某開発部購入品が私のと同じ-0.8%で交換して貰ったそう)
先日、寒い仏間での作業用に608-H2の2台目を購入したのだが、「2016年頃大陸生産と電池蓋にハッキリ書かれた辺りから精度のバラツキ大きくなった」と較正室から聞いていた通り、超絶精度の1号機に較べ温度が±0.2度、湿度は常時-2.5から-4%表示。
→使用開始直後は-3.5から-5%表示。通電直後はどのデジタル温湿度計も低めに出るので一週間ほど安定を待ったが、ここまでしか改善されず。
※608-H2の湿度精度は公称±2%を謳っている。
さらに温湿度変化への反応が1号機と較べやたら鈍い。
とても購入価格の価値があるとは言えない大外れ品を引いてしまった。
まあ職場で何台も購入したA&D社のロガータイプの温湿度計は価格に依らず-4/-8%が私や較正室の共通認識だったので、それに較べたらまだマシとも言えるが。
そのA&D社だが、本機に失望して「精度悪くても良いや、もう1台」とAD-5687を購入したら(価格は本機の1/4以下)なんと大当たり。
温度+0.1/-0.2度、湿度+0/-2%で超絶精度1号機に遅滞なく追従。
A&D製品に対する認識がひっくり返った。
こんなんだったら最初っからAD-5687を買うんだった…orz