粉の量、湯温、湯量などを変えて何度か淹れたのでレビューしてみます(いずれも個人の感想です)
甘味 3/5 酸味 3/5 苦味 2/5 香味 4/5 渋味雑味 3/5
メキシコ豆の評判のとおり、苦味がとても少ないです。
ブラジルやコロンビアのような華やかな甘みはないですが、ほのかな甘みは感じます。
香りはまずまず。全体的に華やかというよりは野性味あふれる感じがします。
少し残念なのは、甘味酸味苦味とも控えめなためか、後味に舌の両側に残る渋味雑味が目立ってしまいがちな点。
おそらくの想像ですが、欠損豆などが一定量は混じっているのでは? ハンドピックの高級豆ではないので、そこは承知の上なのですが、これならば豆で注文したうえで欠損豆を自分で取り除くことを考えてもよかったかなと感じました。挽いたものを注文したので、もうどうしようもないのですが...
挽きは中粗挽き、やや粗めに見える(7~8番程度?)ので、あえて粉を1.5倍、湯量を半分、湯温は高めにして淹れてみました。(※メリタのドリッパーで淹れましたが、粉のふくらみは微かにある程度。鮮度抜群には残念ながら見えませんでした。賞味期限から推測すると製造後3日で届いているはずなのですが、未開封の袋も特に膨らみは出てきませんね)
ちょっと極端な淹れ方ですが、ここまですれば、全体の控えめ感が取れて、奥に隠れた野性味と香りが強烈に前面に出てきます。ブラジルやコロンビアに近いのですが、よりワイルドな感じで、まさに「情熱の」といったニュアンスが合います。人を選ぶでしょうが良くも悪くも特徴的で、ストレートの豆でこの個性を持っているのはポテンシャルを感じます。
ただ、やはり後引く渋味雑味は否めない。返す返すもそこが残念です。これが苦手な人にはどうしても低評価になってしまうでしょう。(豆で買えばよかったなあ)