最初に購入したときには余りのニオイの強さに気分が悪くなるほどでしたが、匂ひ香、防虫香は香道と生活が古より深く関わっていた薫物に通じるものがあるので、実際実用に耐えうる様に、他の防虫香、匂ひ香とブレンドしてから、更に自分で10種程度香材を加えて調香し直してから、ラミネートシーリングの和紙小袋に分けて、手作りの着物のハギレで作った小さな巾着に入れ、お譲り用の和装品に添えてお贈りしています。
かれこれ30人近いお客様にお分けしましたが、皆様全てほんのりと程よい香りで気に入りました、と異口同音に仰ってくださり、梅雨時などは吸湿性の有る香材を考えて加えてみたり、と、完全にブレンド用ですが、
ベースにするには、どうしてもこのパウダリーな甘さが必要、と思い、再再度の購入です。
大体シェイカーフルボトル、の内、こちらを一袋、鳩居堂さんの防虫香を徳用小サイズ三分の一弱、これをベースにして、強すぎない程度加減、防虫効果、薫りの持ちも高めた配合を考えて作っていますが
季節ごとに、ちょっと清涼感を加えよう、等アレンジ出来るのは楽しみでもあり、御着物をお譲りするに当って、
程よい、と想っていただける薫りを作るのは、御着物への愛情なのですが・・・
単体でのご使用よりも、ブレンドして薫りを軽くしてお使いになることをお薦めします。
プレタならまだしも、ごく普通の御着物をごく普通に管理されるならば、この香りは強すぎますので、茶席、その他、
失礼になることもあるかと想いますので・・・
ベースとしてはとても優秀なものだと想います。
ただ、何事も御控え目に、というお作法の加減をお分かりの方には、是非ブレンドにトライして頂きたいです^^