直火エスプレッソユーザーのはしくれの私,本来ならお手のもののはずの深煎りなれど,これだけまとまって全て深煎り系ばかりのパターンは久しぶり。挽き具合,詰め具合、火加減、きっちり決めて頂きました。本格的なポンプ式じゃないので、中煎り、中深煎りをそんなに細かく挽かずに軽めに詰めていただけばコンスタントにに酸味の出すぎない80点コーヒーを気軽に頂けるよさがある反面、こういういう本来の守備範囲の豆は、却ってきちんとしないと美味しくないんです。でもさすが重歳さんの豆は、腕を選ばないトロリサッパリ、ツーッと響く余韻の三拍子揃ったあの味がすぐに出てくれました。さらにドリップ下手(貧乏人が魚焼くみたいに)の私でさえ、中挽きで紙でもおいしく頂けてしまったのも、しげとしさんならではですね。