タペストリー(掛け軸)タイプなので、完全な平面は無理だと分かっていましたが、上下はかなりきれいに映ります。ただ、側面部分が内側に巻き込まれているので、側面のみ、かなりの歪みが生じます。歪まないようにするためには映像を小さくする必要があり、実際、70インチでのフルサイズでは投影できません(画像1と画像2を参照、画像2では側面が膨らんでいるのがわかります)。
70インチの横幅は1546.9mm、この製品の生地幅は1550mmなので、巻き込み部分を考慮して横幅がもっと長めだったらよかったなと思いました。
仮設置していた最中に起きた地震で床に落ちてしまい、目立つ折り目がついてしまいました。設置の方法が悪いのは自分のせいですが、折り目がつきやすい生地であり、直す方法がないことには注意が必要です。
肝心の画質について、今までは東急ハンズで売ってた切り売りの白いテーブルクロスを壁に貼り付けていて投影していたのですが、比べてみても、正直、違いが分かりませんでした。むしろ、テーブルクロスのほうが白いので、明るく見えるぐらいです。
ちなみに、4K対応のBTP1550WEHは21,700円、4K非対応のBTP1550WSDは13,980円、7,720円の差があるのですが、視野角の違いぐらいでしょうか。内側の巻き込みは変わらないと思いますので、私の環境であれば4K非対応でもよかったかもしれません。ただ、公式サイトのほうではBTP1550WSDも4K対応になっているので疑問です(画像3の画面キャプチャを参照)。
側面の巻き込みの分、テーブルクロスよりも投影サイズを小さくせざるを得ません。4K対応の高いほうのモデルを買ったのに、個人的には期待外れでした。70インチ程度であれば、ここまでのスペックがいらないものなのかもしれません。
側面の巻き込み部分をどうにかするような、例えば、裏面に取り付けて固定させる追加パーツみたいなものがあってもいいと思います。