「深煎りするとビックリするほどの甘味を楽しむことが出来ます」
という紹介文に惹かれ約1年前に購入し、今回久々のリピートです。
[フレンチロースト・水出し]での感想です。
水出しするのに丁度良い具合に挽くのにまだ自信がなかったため、
お手本として1袋のみ[水出し用2番]で挽いて頂きました。
水出しは長時間浸して淹れるストレイナー付水出し専用ポットで作っていますが、
この器具の場合、このショップさんの挽き加減は非常に具合が良いのです。
前回200gでレビューした通り、やはり凄くわかりやすい美味しさだなあと。
いかにも美味しそうな芳醇な香り、苦味と甘味の存在感がはっきりしていて、
カフェオレにも実にぴったりです。
3月下旬寒暖の差が激しい時期、気温が高めの日はやや苦味が強調された味になる等、
日によって仕上がり具合が変化するのが感じられました。
仕込む際の水温と、抽出中常温に置くか冷蔵庫に入れるか等でけっこう味が違います。
この銘柄に於ける個人的好みは、よく冷やした水で仕込み、抽出中も冷蔵庫というパターン。
苦味がかなり控えめになり、甘味が心地好く感じられます。
また、今回は滴下式の器具(滴下速度の調整なしの簡易的なもの)を初めて使ってみました。
これは、浸漬式よりもしっかりした味になりますね。
浸漬式と同量の豆・水で入れても、仕上がりがかなり濃いと感じます。
浸漬式より挽き加減を若干粗くしましたが、苦味が比較的強く出ました。
スッキリながらガツンとくる味わいはなかなかです。
私はどちらかといえば浸漬式が好みですが、
暑い時季のアイスカフェオレには、滴下式で淹れたら良いだろうなと考えています。
浸漬式はマイルドでちょっと物足りないという方には是非試して頂きたいです。
簡易的な滴下式でも、挽き具合や水温での変化を楽しめそうなので楽しみが増えました。