基本的に、早飲み用の寝かせない、ガメイのワインは大嫌い。 ボジョレーヌーボの日本でのおバカな、お祭り騒ぎは、もっと大嫌い。 20年以上ボジョレーなんて飲むもんじゃないと思ってましたが、 昨年、ヴェリタスさんから、古木のぶどう使用のボジョレーを取り寄せました。 これが、なかなか旨かったので、今年も取り寄せてみました。 今年のボジョレーは、あまり評判よくないみたいですが、 なんと、２０年数年ぶりの解禁日のボジョレーヌーボです。 「ドメーヌ・アラン・シャンバール ボジョレー・ヌーヴォー 2012」 甘い ぶどうそのものの香りです。 一口・・・・単なるぶどうジュースです。 古木のミネラル感、南向き斜面のぶどうの凝縮感が、ゼロです。 私が、嫌いな、ペラペラなボジョレーヌーボそのものです。 「シャトー・ド・ピエール・フィラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー 2012」 平均樹齢６５歳の古木で仕込まれた最高品質のヌーヴォー 香りは、フルーティーさに土系の香り。悪くないが。複雑さまではない。 基本的に軽いタッチですが、皮のえぐみ、渋みのなかに、 太陽の恵みであるぶどうの皮の凝縮感がわずかに顔を見せる程度。 まずくないが、驚きや感動もない。 「ドメーヌ・ド・グラン・ギャラン ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2012」 これは、うまいですよ。バランスが良い。 なめし皮の香りがしてきます。腐葉土の香りも出てきます。 このクラスなら、皆さんが馬鹿にするような、 その辺のボジョレーと全く違って、 ぶどうジュースではなく、ちゃんと「ワイン」として飲めます。 「ドメーヌ・デュ・ペルショワ ボジョレー・ヌーヴォ 2012」 赤い果実の香り、ぶどうの甘い香りが立ち上がります。 いかにも、ボジョレーヌーボのフレッシュなぶどうジュースが 口の中に広がります。 ぶどうの甘い香りの割りに、ぶどうの甘さは控えめで、 大地のミネラル感が多少顔を出します。 めちゃくちゃ飲みやすく、全くクセもありません。 ちょっと物足りない印象です。 「ドメーヌ・デュプレ ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォ・ヴィーニュ・ド・1940 2012」 １９４０年に植えられた（樹齢７０年）古木を使用した 古木の複雑さと豊かな香りに、驚きます。。 フレッシュなぶどうの甘さもあり、まあ、飲みやすい、ぶどう酒です。 うまいです。