花山うどんは鬼ひも川が有名。実際唯一無二だが、気合いが無いと立ち向かえない。
普通のひも川でもきしめんより幅はあるものの、幅広麺好きとしては物足りない。
茹で幅2cmのこれは幅広麺の欲求を満たしつつ汎用性も高く、かつ類するものを他に見ない。
これくらいの幅のものは他にも見るが、ふにゃふにゃに柔らかくコシがないものばかり。
他社のひも川系(幅広麺)、手に入る限り食べてみたが、花山うどんのコシ、喉越しに勝るものは無い。
低温長時間乾燥(古式製法のパスタと同様)のなせる技だと思う。
低温長時間だと密度が高くなり、茹で時間は長くなるがその分茹で上がりの膨張率が高く、むっちりとした弾力、コシが出る。
これを理解しない、そこらへんの大量生産の高温乾燥ものしか知らない輩が、老舗メーカーのパスタに
「茹で時間がかかる」「時間通り茹でても硬い」とか、ここで見られるのとまったく同じ文句を並べ立てているのを最近よく見る。
本物に対して即席製造の偽物基準を振りかざして断じて恥かしげもない。これが最近本当に目に余る(以前はこんな見当違いの批判は滅多に見なかった)。
化学調味料に慣れた馬鹿舌が本物の出汁に対して「薄い」とか文句垂れてるレベル。貧し過ぎるし、日本の食文化、お先真っ暗。
国産小麦使用。鬼ひも川やひも川はあちこちで手に入るようになったが、これは公式でしか見ない。