還暦を過ぎ、少年時代に穿いていた白ブリーフを試してみようと思いネットを検索すると、といろいろ見つかりました。B.V.D.はじめGUNZEなどの国内ブランドに加え、海外ブランドなど数点を取り寄せ、着用してみました。その中でもやはりこれは一番の気に入りました。
これまで、白ブリーフを卒業したあとは、その時々の流行りにのり、色々穿いてきました。行き当たったかと思ったのが六尺褌。もう死ぬまでこれでいこうと思っていましたが、やはり現代の日常生活には溶け込みません。加えて、どうしても際物として扱われている感じがし、どうしようかと思っていた折、そういえばブリーフという選択肢があったと思い出した末のことでした。
もう数十年ぶりの白ブリーフ。身につけた瞬間、まだまだ幼かった頃、初めて身につけたセミビキニブリーフのなんともいえない穿き心地がよみがえり、やっぱりこれだなと。なかでもB.V.D.のこの商品はあらゆる点で他のものにない魅力があります。腰のゴムバンドは丁度いい幅で折り返ることなくフィット。バックの尻のあたりは食い込まないような工夫がされ、生地そのものも綿100%で数回洗うとザラっとして、少しだけクタッとするなんともいえない風合いがとてもいい。これは離せません。
いわゆるこの手のブリーフはほぼ市民権を無くしたか、店頭で見ることはまずありません。ただ、清潔感にあふれ、機能面からもこれを超えるパンツはないと、これに行き着いた感じです。
どうぞ、メーカーには欠品することなく、作り続けていただきたい。そう願いを込め、星五つとしました。