道尾秀介らしいといえば、らしい。
のだろうか汗
最初から最後まで何だか心地の悪いどろっとしたモヤモヤ感が支配しており、小学生3人の主人公たちの話なんだけど、そんな子供達の爽やか路線なんて微塵も存在しない。
ヤドカリの儀式の描写なんて嫌悪感すら覚えて(写真などではなく、活字なのに)本から目を逸らしたくなる。
こういう雰囲気作りはやはり天才的ね。この人。
が、、、その、まぁなんて不快な描写や展開を頑張って読み続けたあとの読了時の達成感は余りなく、読み手としては不完全燃焼。直木賞って、ここ迄文芸色出さないと取れないのね。
どろどろ=文芸色なのか?
どろどろ=エライのか?
ようわからんわ。
個人的には、ミステリーな、道尾秀介の方が好きです。