宮内くんさんのトラベルレビュー

山屋は泊まるべきホテルです。ホテルの敷地のような感じで、煉瓦トンネル、“日本アルプス”を愛した男、W・ウェストンの銅像や、旧道のジオラマが宿のすぐのところにあります。
さらにさらにですよ、日本アルプスを縦走できる栂海新道の登り口もあるのです。2週間かけて歩いてくる人もいるそうです。
宿にはその新道を切り開いた男小野健の寄贈本も置いてありました。
＊参考：「夢の縦走路にかけた青春 (山溪叢書)」

立派なホテルで、かえって予約したホテルと違うと思い込んで、探すのに手間がかかってしまいました。それだけ押し出しは立派です。
高山市に行くときは、ずっとここに決めよっと！
わたしはおいしいコメを食っているつもりの山形の人間ですが、ホテルのご飯がおいしかったのが印象に残りました。

プライベートでは和室に泊ったことがなかったので、今回はいいチャンスでした。
和室から冬の日本海も眺められて申し分なかったです。
期待していなかった日没が見えそうになり、ワクワク。残念ながら水平線に沈む場面は雲に隠されてしまいましたが。
お宿の人たちはみんな人柄がよく、接客は洗練されていると思います。
近くに飲み屋街がないので、小さなコーナーでいいから酒飲みできるところがあればよかったかも。

山手線から見る鶯谷は田舎者からすると、下車するのにちょっと勇気がいる。ところが、降りてみたら、とくに当ホテルからは、落ち着いた下町だった。
恐れ入谷の鬼子母神もすぐ近くにあった。スカイツリーもよく見えた。
部屋は狭いが、ベッドはセミダブル？広かった。

ちょっとトイレが狭かったかな。どこかの部屋からいびきが響いてきた。それ以外は新庄市という場所のためもあり大変良かった。大浴場がやっぱりよかった。喫煙のOK階と禁煙の階が交互にあるためか、エレベーターの中がタバコ臭くてちょっとだけだが退（ひ）いた。
全般的にはなんら問題はなく、今度は新庄の街に酒を飲みに来たいと思ったので、そのときはまた泊まってみたいと思う。