なおたこべこりんさんのトラベルレビュー

宿泊施設については、広さも十分で、湖側ということもあり、大変見晴らしも良く満足できる内容でした。
湖を一望できる6階の温泉浴場も小さいながらも露天風呂もあって十分なものでした。
ただ、残念だったのは夕食でした。「グランプリ料理を含む」とあって期待したのですが、おそらく「それ」とおぼしき料理以外はどれも鮮度に問題がありました。刺身は全般的に鮮度が悪く、「広島のかき」の焼き物はすでに火を入れてあるものを、テーブルの固形燃料で温め直すというものですが、そもそもの鮮度が悪くとても美味しいとは言えません。たこのサラダに至っては鮮度云々する以前のものでした。しじみのすましはさすがに地元ということで、合格点。桜エビの混ぜご飯についても個人的には悪くないと思いました。白魚の柳川風は悪くないのですが、テーブル担当者によって説明が異なり、私の担当の方からは、「固形燃料にかけた鍋のふたが大変熱くなり、何かお手拭きのようなものを使って取り扱うように」との説明がありませんでした（後で他のテーブルの担当者の説明ではそのような説明がなされていました）。そのため直接ふたに触れてしまい（まぁ、常識的に考えてそうすべきだったのかもしれませんが）、指を三箇所やけどをしてしまいました。
宍道湖周辺で採れる新鮮食材だけで構成するのは困難だとは思いますが、もうすこし地産地消の理念にたって、見せかけの豪華さではなく、もっとシンプルでも鮮度と質にこだわった料理を提供してほしいと思いました。
高齢の父を連れての旅行だけだっただけに残念でしたので、すこし苦言を書かせていただきました。