肉球型の杖先スリッパが使えるのは、杖先ゴムが16mmの杖だけなので、少し無理して高価なこの杖を購入しました。
とっても可愛いです。
グリップまで柄が入っているのは、成金趣味のように、派手でケバケバしいのかと思いましたが、そんなことはまったくありませんでした。
むしろ杖の先からグリップまで杖の一体感があるので、杖が洋服やカバンの柄の一部のようにも見え、杖の存在が目立ちません。
私は40代ですが、年齢問わず、誰が持っても、「若作り」でも「年寄りくさい」でもなく、かなりオシャレだと思います。
杖の折り畳みの継ぎの部分がデコボコしておらず、一本杖のように見えて、かなり細身でスタイリッシュに見えます。
デコボコしていない分、継ぎ目の内部の具合が目に見えないので、慣れるまでは折りたたむコツがわかりにくくて難しいと思いますが、継ぎが固い場合は地面を叩けばいいと書いてありました。
人に見られると「頭がおかしくなった」と誤解されそうでやっていませんが…。
でも、「杖を折る」ではなく、「中のゴムを引っ張る」をイメージすれば簡単に折りたためました。
スリムネックは慣れてくると手が痛くならなくて使いやすいと思いました。
慣れない内は、今までの太くて角ばった杖のグリップの感覚に慣れていたので、グリップが細いし、丸いしで、手が滑るので怖かったです。
高さ調節はびっくりするくらいに硬くて調節しづらいです。
塗装のせいで穴が数ミリ単位でしょうが少し小さくなっているのだと思います。
ストラップは、転ぶ時に外れるC型の安全タイプで、手首から滑り落ちずに使える革ヒモでした。
この杖には折りたたんだ杖を色鉛筆のように並べてまとめる折り畳みホルダーが付属しています。
私はそれを使わず、自作の携帯用ポーチを使っています。
大きめのタオルハンカチを二つ折りして巾着袋を縫って杖専用ポーチを用意しています。
夕暮れ前から夕食後二時間の間に杖が必要になる事が多いので、「行きは良いけど帰りは不安なので杖を使おう」と思う事が多く、そのポーチに杖を入れて携帯しています。
巾着に入れるとストラップが他の物にからまることがないので、カバンの中でも杖が邪魔にならず、そんなに重さを感じません。
普段は折りたたまずに、ベッド脇にS字フックで杖を吊っています。