毎年栽培しています。
台木は半身萎凋病の防除特化でトナシム、穂木はコレです。
千両2号は揚げて良し、焼いて良し、漬けて良し、ナスの万能品種。
その優れた食味はそのまま、トゲを無くした事による作業性向上のメリットは想像以上に大きいです。
管理作業は素手でも痛い思いをする事が無く、袋詰め出荷でも果実に傷が付きにくいです。
一方で、とげ有りの千両2号に比べ、樹勢が弱く、特に生育序盤はこの傾向が顕著です。
追肥も早め、間隔も詰めていく必要があり、そこを怠るとバテやすい(特に夏場)です。
露地栽培なら、とげ有り千両2号+トルバムの方が育てやすく、初心者でも失敗が少ないと思うので、万人に薦められるか?と問われると微妙な品種です。
ただ、農業でもナス離れが進む中、懸念要素の1つであるトゲを解決した本種はゲームチェンジャーになり得るし、働き方改革と呼ぶに相応しい。
本当に革命的な品種です。