橘玲のファンでほぼ全作品を読んでいます。確かに今までの著作の焼き直しではありますが、
非常に良くまとまっていて、今までの彼の主張が論理建てで整理されています。
幸福の条件
設計できないもの:運命、遺伝、DNA
設計できるもの:自己実現(過去の自分の得意なこと、キャラを天職にする)、自由を目指す。
1.社会資本;地元、人的ネットワーク、人脈、友人・・・マイルドヤンキー
2.人的資本;仕事・・・子供の頃の好きなことから、そのキャラで・得意なことで熱中して働く人
3.金融資産;株、投資用不動産(自宅ではない)・・・経済的自由人
人生を幸福に送りたいのであれば、上記の3つのうち、最低1つ、できれば2つ実現
できれば良い。幸福を感じるのは、この2つを持った時ではなく、目指してが頑張っている時
というのが印象的でした。
個人的には、確かに1の社会資本をあまり持ってはいないですが、2.3はあるていど手応えを感じています。
その一方で、卒業した大学の同窓会の幹事を自発的に始めたのは、知らないうちに1を求める自分がいるのかもしれません。
また、大学の就職課ともつながりが出来て仕事や留学について、寄稿をしているのも社会資本を求める自分が
いるからなのかもしれません。
自分がどうすれば幸福になれるかに迷った時は、この3つの資本にブレークダウンをして、過去の好きやキャラを
思い出して、自分の能力・時間を集中投下すればいいのだと思いました。