値段の安さにつられて…一応、“殺人事件の真相を刑事がつきとめる”ミステリー的な要素がある物語でしたが、ミステリーと思って読んでしまうと、“2時間ドラマ”以下のショボイ内容。けしてつまらないわけじゃないけど、そんなに面白い内容でもない凡庸さ。ただ、この単純な内容を映画的に降旗康男と木村大作がどう料理したのかは興味あるので、将来的には映画も観てみたいと思った。それにしても、映画の公式サイトで発表されてる配役と、小説に書かれた登場人物のイメージがまったく合致しない。値段が物語っている通り、ページ数も少なめで、読書スピードが速い人なら1~2時間でサクサクっと読めてしまうだろう。故に電子書籍向きではあると思うけど。