映画から入りました。企業に雇われているサラリーマンとはいえ、何に拠って立つのか、何を信じるのかによって人の強さは問われると思います。

サラリーマンものに絶対的な強さ、安定感のある著作を書く池井戸潤氏。何より業務のリアルさ（詳細さ）と空気まで伝わってくるような人物の心情や悲哀が読むものを引き込み、時に泣き（私はいつも泣いてますが・・）、怒り、たまに笑い、最後に驚きとともに痛快感を味わえる。本著作も題名通り、7つの会議を通じ、時間を追って事実公表とともにテンポよく展開していきぐいぐい引き込まれます。コンプライアンス、ハラスメント等ご法度の時代ですが、グレーなものがたくさん残っている時代。共感できる人物や場面にハラハラドキドキするのは私だけではないでしょう。

近くの書店にこの作品のポスターが貼ってあり、そこに載っていた登場人物たちのセリフに興味を持ち、購入しました。 池井戸作品はサラリーマンの私にとって大変面白く、読み始めると止まらないので、時間に余裕がある時に読むようにしています。仕事が一段落し、少し余裕が出たので読み始めましたが、またもや一気読みでした。 半沢直樹シリーズとはまた違った切り口のサラリーマン人間群像で、不正をテーマにしているので、かなり陰な印象ですが、会社員として働くことを深く考えさせられる作品でした。私はこのくらい重たい方が好きです。 伏線の張り方は、The池井戸作品。 時間と心に余裕があるときにオススメです。

なかなか忙しく、まだ読んでおりませんがポイントも有りましたので購入しました。早く読みたいのですが小説15冊程度溜まっており、いつになることやらです。

昔、本で読み、映画を見て、また、ここで読んでみたが、まだ面白い。先がわかってるのでもう少しつまらないかと思いきや、そんなこと全然なくてまた楽しめた。良い作品は何度触れても楽しめる典型。

映画化されただけあって展開も早く分かりやすく楽しめました。

人物像に描かれ方が感慨深い。読んでスッキリしました。

池井戸さんの本はサクサクと読みやすい。今回もネジが出てきた。昔、メーカーで働いていた時を振り返り思い出しながら読めた。