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- fakestaynightさん
- 40代 男性 購入者 レビュー投稿 1,253件
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5
2015-07-22
- 商品の使いみち:ビジネス
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- 政治家には是非とも読ませたい1冊です。
- さすがアナリストという鋭い分析が光った1冊だと思いました。
国家運営も会社経営も根柢のところは同じなんだな、とつくづく感じました。成功者とそうでない人を分けるのは、決断力だな、とも思いました。
言ってることはいちいちもっともで、それを実行すればもちろん確実に成果が上がるのでしょうが、世の中はそれを実行する決断ができる人が会社にも国家にも少ないことをつくづく実感します。
1泊400万円〜600万円以上もするようなホテルに泊まるようなセレブを呼ぶために先行投資としてホテルや周りの施設、もちろん文化財にも「先に」投資をする決断ができるかどうか、それが成功者とそうでない人を分けるカギになるのでしょう。その決断ができる人がもう少しいれば大阪府はきっと大阪都になっていたんでしょうね。 - このレビューのURL
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5
2016-02-28
- 商品の使いみち:趣味
- 商品を使う人:自分用
- 購入した回数:はじめて
- この本を読むと、観光産業に貢献したくなる
- 久しぶりに、大学で勉強した社会科学という学問を思い出しました。アトキンソン氏は観光産業のGDPを上げるためにはどうしたら良いのかを、仮説・検証を他国も含めた統計データを使って論を展開しています。しかも、統計データを鵜呑みにはせず、氏の肌感覚で甘辛でデータを取り扱っているのが、ただの経済学者ではないことを物語っています。当方、2012年からシンガポール駐在をしていますが、着任当初はほとんどの現地のスタッフが日本には行ったことがなかったのが、最近は殆どのスタッフ（10名程度）が日本に出張や旅行で訪問するようになって、肌感覚でインバウンドが増えていると感じます。
ただ、アトキンソン氏が指摘するように一回目の滞在は、現在の円安や中国・東南アジアでの中間層の台頭で増えますが、リピーターを増やす努力をしないと、重厚な観光産業は生まれないと思います。この本を読んで、自分も何らかの形で、観光産業に携わりたいと思いました。それがリタイア後でもいいので、ボランティアではなくフィーをとれる形で参加したいと思います。
日本には、「気候」、「自然」、「文化」、「食事」の観光立国の必要条件は満たしてはいるので、観光立国になるための十分条件として、観光客セグメント別のマーケティング、4つの条件に対する十分な設備投資が必要でしょう。そのためには、日本人が日本を特殊だと聖域として考えるのではなく、一つの産業・ビジネスとして観光客をどうやって増やすかを論理的に考える必要があるでしょう。個人的には、「買い物」というキーワードも入れてもいいのではないかと思っています。 - このレビューのURL
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