石蕗恐るべし!!
とうとう女君の秘密が知られてしまい、石蕗に迫られるまま彼を受け入れ、女君は女性として当然の結果を背負うことになってしまいます。
原作での政治的な思惑とか、女君の秘密を暴こうとする人物の存在とか、読み飛ばしたのか記憶にありませんが、当時の物忌みや方違えという慣習のおかげで、女君が公達として仕えることができたんだなと思っていました。
これから二人の入れ替わりがどうなるのか、とても心配です。原作では鬼の呪いが解けると、何事もなかったように男君が公達として帝に仕え、女君が娶った妻の元に通い……と不都合なくいくのですが、コミックではこのようなファンタジー的要素がないので、ますます女君の苦悩が増えそうで、辛い展開になりそうなのが気になります。
氷室冴子氏の「ざ・ちぇんじ」でも、ファンタジー的な部分はなかったのですが、あまりに都合良すぎて面白みがないのでしょうか。