ミステリー小説大好きなくせに綾辻作品を1つも読んだ事が無かったので、まずは代表作のこちらから。
綾辻作品にはもっと難しくてとっつきにくいイメージを持っていたのですが、真逆でした。
漫画的なキャラクター達のお陰で親しみやすく、とても読み易いです。
皆さん仰るように犯人の動機は弱い気もするし、人物描写や内面の掘り下げなどは浅い印象も受けましたが、そんなもの全部一瞬で吹き飛ぶ、あの一言。
「ヒィッ!!!」と思わず声を上げてしまいました(笑)。
これの前に読了した別作家の作品では、アレコレ考えながら読んでいたら途中で真相に気付いてしまったのですが
こちらはあらゆるパターンを想定しながら読んでいたにもかかわらず全く見抜けませんでした。完敗です。
ちなみに、この原作をコミック化したものを偶然家族が持っていたので読ませてもらいました。
この話をどうやって漫画に?? と思いましたが、読んでみたらナルホドな工夫で原作知らない人でも楽しめるようになっています。
絵がとにかく美麗で、内容もより理解しやすくなっており、犯人の動機も説得力ある形へ変更されている模様。(←ここだけ原作と違う)
原作読了したそばから私も夢中になって読んでいます。こちらもオススメ!