つい先日、3億冊以上発行でギネス認定されたワンピース程の売り上げははありませんが、間違いなくドラゴンボールはNARUTO・ワンピース前の王道少年漫画の基礎を創ったエポックメイキングな作品だったと思います。
当方、リアルタイム世代で、オリジナル版は既に全巻所有していたのですが、流石にここまでの年数を経過すると、瑕疵がひどくなり買い替えを考えました。
現在でもワールドワイドで売れている作品ですから、その後表紙の装丁が一新されたバージョンも発売されましたが、個人的には定価買いでは割高感はあるものの、完全版が一番かなという気がしました。
定価比較ではオリジナル版と1万円以上ほどお高い計算になりますが、幸いながら、完全版のほうも発売からほぼ10年以上経過しているためか、ポイントが高めにつくタイミングで購入すれば、全巻でも1万円ほどで購入可能となっています。
そう考えれば、大判で迫力があり、カラーページ再現がされている本バージョンはかなりコスパの良い商品だと言えるでしょう。
ただ、鳥山明氏の新表紙は美麗で、誤植なども手直しせずにそのままになっている部分は好感が持てるのですが、せっかくのバージョン違いなので、せめて巻末などで氏の作成秘話や未公開作画などがあったほうがよかった気はしました。
リアルタイム発売の際は、やはり話題になりましたが、一ファンでありながら即座リアルタイムで購入しなかったのは上記のような理由があったからでしょうね。。。
蛇足でありますが、中古品購入では常識なのですが、本バージョンは巻によっては2013年刷というものもありますが、初版物は今から10年以上経過しておりますから、本当にコレクターズアイテムと考えられておられる方にとっては結構瑕疵が気になるものもあるやもしれません。1-5巻辺りは特に価格が安いので新品購入には抵抗が生まれるかもしれませんが、神経質な方には矢張り新品購入をお勧めします。