SeagateのST3000DM001を2台組み込みました。
RAID1に構成して、W7(64bit)で使用しています。問題なく認識され、普通に使用できています。
読み書き速度についてはhdbenchで計測してみたので記しておきます。MBはASUSの「CROSSHAIR V FORMULA」です。まずは比較対象としてHDD単体でMBに接続した場合です。
【サウスブリッジ(SB950)で接続】
Read Write RRead RWrite Drive
177162 148837 56078 72061 D:\100MB
そして本題ですがRS-EC32-U3RにHDDを2台装着、RAID1構成でUSB3.0接続した結果は以下の通りです。製品に付属するUSBドライバとの比較もしています。
【OS標準ドライバ】
Read Write RRead RWrite Drive
145661 100886 53753 61317 D:\100MB
【RATOCドライバ】
Read Write RRead RWrite Drive
182206 156097 52485 59638 D:\100MB
というわけで、RAID1でUSB3.0接続となってもHDDを単体でMB直結したときと大差はありません。
また、RATOCドライバを使った方が若干速いです。
付属の「RATOC RAID監視マネージャー」を使うと、いろいろな情報が見られます。
当方の環境では通常の使用状態でHDD温度は45度程度です。この製品の筐体は金属製で、それ自体が放熱も兼ねているようで、側面も天板もかなり暖かくなります。余っているCPUクーラーを乗せてみたところ、41度に下がりました。もっと積極的に冷却で遊んでも面白そうです。
ファンの音については当方の環境ではその他の騒音が色々あるのでそれにマスキングされまったく聞こえません。
冗長性のあるRAIDシステムで最も重要なことは、HDD障害発生時にいかにデータを全く失わずにリビルド完了するか?と言うことだと思います。その面を確かめたくともHDD障害が発生しないと試せないのでなんとも言えません。
本体外観は角が丸まっていてあまり私の好みではありません。
全面LEDは、「POWER」、「ACCESS」、「HDD1」、「HDD2」と縦に並んでおり、HDDアクセス時は「ACCESS」が点滅します。「HDD1」と「HDD2」は障害発生時に状況をお知らせする物で、正常動作時は消灯しています。なんとなく物足りない感じもします。アクセス時にそれぞれのHDDがどのようにアクセスされているかを見たいと思うからです。
トータルではHDD無しのDASとしては妥当な価格・機能・性能であろうと思います。