仕事で頻繁に海外へ行くため時計に求める条件は ●頑丈であること ●使用中止まらないこと ●ある程度見栄えすること という結論に至りました。
●頑丈であること・・・ 革ベルトは水に弱く使用に従い臭くなる。ウレタンベルトは経年で突然切れることがあり、同ベルトは遊び用なので仕事中の使用は相手に失礼。以上からベルト材質も含め全金属性がおすすめ。防水はダイバーに限る、防水10気圧や20気圧のものは気休め程度で水泳や水浴び程度でも使えません。
●使用中止まらないこと・・・海外で時計が止まった場合、急遽時計を購入することは困難です。 このため、信頼性のある時計の動力源が必須で、ゼンマイ式、ボタン電池式、ソーラー、キネテック(回転軸による充電式)、ゼンマイによる発電のスプリングドライブを使用してみました。
○ ゼンマイ式は使用していれば止まりませんが、精度が悪く数年に一度数万円をかけてオーバーホールが必要。
○ ボタン電池が切れた場合帰国まで電池交換できません。定期的に電池交換の必要があります。
○ キネテックも使用していれば止まりませんが、使用せずに完全放電してしまえば、2万円程度かけて二次電池交換が必要(私の場合、最短三年で交換が必要になった)になります。ソーラーの信頼性が低かったころ開発された過去の機構です。
○ スプリングドライブは高価な趣味の品、クオーツと同じ精度の機械式時計で実用性はありません。セイコー社以外では全く修理・調整できません。
○ ソーラーはすべての欠点を補う最高の動力源。ただソーラーパネルの耐久性はかなりの長寿ですが、二次電池の交換は必要です。
● 以上の条件を満たし見栄えするものとして本時計を購入。重く大きいが、存在感はデイトナ以上かもしれません。
欧米では、ロレックスは成金や正業でない人が多く使う時計とみられるので、仕事での使用は避けたほうが良いでしょう。その点、セイコーの本機は見栄え良く安いため、気を遣うことなく使用できる。
使用することがないクロノグラフ機能の代わりに、二か国時間表示とアラームがついていれば、実用性から完璧。
電波時計とGPS時計も所有していますが、国を移動するたびに時間合わせは必要だし、夏時間調整も手動なので、秒単位の誤差がないこと以外全く使い道がありません。
それにしても、わずか2万円程度でこれほどの時計が入手できるとは驚きです。