高校時代からとてもがんばり屋さんだった三十路の女性の家を訪問、2歳長女に絵本を読むのに、1ページを読み終わるとそのままページをめくるのではなく、パンダリンはどれと尋ね答えがあっていればページをめくるという子供にとっては理想的な読み聞かせをしていました。ナースだけあって帰宅時の手洗いも最初のうちは自分で両手をこすり合わせるようにしむけ、最後には自分の手で両手を包むように持って洗い上げるという完璧さでした。昼食を準備する時には白い割烹着をつけたのが、優しいママの雰囲気にマッチしていたので、8月に生まれる長男の誕生祝いに割烹着をと決めました、つい子供の物に目の行く母親が使える品を出産祝いにするのが昔からの私のやり方です。割烹着はエプロンとは異なり、手首から肘迄を自分の都合に合わせて調節できるという長所を持っています。あれこれ探し回ったあげく、この製品に行きつきました。江戸時代から戦前まで、大阪の船場の商家ではあの人は徳島から来てはる藍染め職人さんやというように言われていたほど、指先に染みついた藍の染料で判断できたのです。しかも真面目な人達が多かったとも聞いております。江戸時代には大坂(今の大阪市)へと働きに出た主人の後を追い徳島で飛び込んだ飼い犬が鳴門の激しい潮流のせいで堺市に着いたとの話もあるほど往来の盛んな町でしたから馴染みもあります。染め物の有名な土地には糸へん産業の盛んな所が多い事も、こちらに決めた理由の一つです。もちろん左胸には彼女の名前を刺繍して頂きました、その仕上がりも十二分に満足できるものでした。最初は姓をと思ったのですが白色は親族の集まった時にキッチンでのお手伝いに活躍してくれますから、名前をローマ字でお願いしました。彼女からは写真が送られて来ました、まるで誂えたかのように明るい彼女の表情とマッチしていました、旦那様からもよく似合っていると言われたとの事でした。彼女からは口コミは星5にして下さいねとも言われました。良い品を選べた事に、もちろん私も感謝しています。本当は彼女からの写真を載せたいくらい素敵なのですが、胸にネームがあるので諦めました。