私の購入時は18巻までで3330円でした。19、20巻を定価で楽天ブックスから買ったので金額的には20セット4000円程度の今と大差ないと思います。
本の状態はおおむね良好でした。
たまに開封時に手が痒くなるものもありますが、こちらの本は大丈夫でした。
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物語を読むにあたって、本当は一切の前情報がほしくない私です。
以下は感想となりますがネタバレは含みません。
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アニメを見てから購入したので物語の概要はわかっていました。
その上で驚いたのが、初期の絵の汚さ(^_^;)
ペンを使いなれていない感じ、それ以前にデッサンが狂って頭や手足の比率がおかしい(笑)
アニメであんなに美人に見えた登場人物がなんだかこ汚い(笑)
これって処女作なんですね?
さすがに最新刊まで来たらアニメのイメージに近い絵になりました。
味のある絵で、つたない部分があっても雑ではないし、人物の描き分けはすごく良くできていると思います。
あっさり読むとあっさり進行している物語ですが、じっくり読むと所々引っ掛かることがあります。
1回読んだだけでは、作者が描いている事が、半分くらいしか見えていないのかもな、という構成力は秀逸です。
その段階で明かされていない内容を知ってから読むと台詞の意味が変わってきたりして、こんな頭脳戦みたいな漫画は萩尾望都しか出来ないと思っていましたが、ここにも天才がいるよ!と嬉しくなりました。
謎とか伏線とか言われていますが、そういうものを秘めておこうという意思が私にはあまり感じられませんでした。
真相を知ってから見てみると、息子が母を見分けたように、それ以外には見えないということが沢山ありました。
物語は面白かったのですが、真相を知ったらガッカリしそうな不穏な風はらみ感もなきにしもあらず。
とはいえ、スッカリはまりこんでしまっています。
コミックスの限定版についていたDVDを買ってしまったり、スピンオフの漫画を買ってしまったり、アニメのサントラにも手を出し、その後の散財もかなりなものに(笑)
中毒性があります。
ハマりすぎ注意(笑)