部品数も少なく、組立も単純なので、説明書通りにやれば10分くらいでできあがります。
ただ伝統的な木工品なので、プラスチックや金属製の部品を多用しネジやボンドを使って組み立てる製品にくらべると、組立に一工夫必要かもしれません。
ほぞ穴とほぞに塗料がかかっているので、設計より穴は小さくほぞはぶ厚くなっているようです。力任せに無理矢理組み立てると、あとで分解する時、部品をいためる恐れがあるとのことです。
紙やすりやナイフを使って、ほぞの塗料を削ってから組み立てた方がよいと息子は言っておりました。ぶかぶかにならないよう、はめ込み具合を確かめながら削るようにとのことです。
下ごしらえが済むと、簡単にできあがります。
行灯の部品は三段に分けて箱に入っています。脚の入った段、火袋の入った段、電球・電源コード・飾り玉・三角支え・手提げなどの部品が入った段です。
分解しても迷わず箱に片付けられるよう、各段の段ボールに部品をかたどった配置場所が印刷されています。
電源コードは乱れなく折りたたまれ、掛けた塩ビ紐がしばり目の根元から末端まできりりとゆるみなく締上げられているのが印象的でした。
組立の済んだ上品ですこし贅沢な一品を前に置くと仏壇が引き立ちます。
大内行灯は行きつけのスーパー(関東)でもここ数年見かけるようになって、きれいだな一つ欲しいなと思っていました。
信心に欠ける話しですが。