タモの無垢床用に、オスモ、リボス、アウロの3社からサンプルを取寄せて比較し、こちらの商品(ホワイト)を選びました。最大の決め手は、元々の色合いを保てること。3社ともクリアーやホワイトの塗料がありますが、タモの場合、クリアー系はどれも濡れ色に変化してしまいます。ホワイト系は、オスモは白浮きが目立ち、リボスはオスモよりは落ち着いた仕上がり。アウロはリボスを更に上回る自然な仕上がりで、殆ど元のままでした。粘度の度合いも、オスモ>リボス>アウロの順で、アウロは油性塗料とは思えないほど軽く、初心者には一番塗りやすいと思います。ただ、本塗りの前には必ずテストをお勧めします。私の場合、まず送ってもらったサンプルで試作品を作り、その後届いた実際の商品でも本塗りの直前に試作したのですが、サンプル時と仕上がりが全く異なってしまい、「品番を間違った!?」と一瞬焦ってしまう場面がありました。実際には、缶の底部に顔料の成分が沈殿して固まっており、攪拌が足りなかったためだったのですが。。開封直前に何度も振って混ぜてあったのに、それでもかなり沈殿したままだったので、使用直前にレードル等で下からよく混ぜ、塗装中も何度か混ぜながら使った方がいいかと思います。また、ほんの少量でかなり伸びます。我が家は合計30畳程の塗装面積だったので、テクニカルデータの目安を参考に2.5リットルを選びましたが、半分以上余りました。ただ、これは木材や塗り方等で差が出る部分かと思いますので、あくまでも一例ということで。オレンジの香りで気分よく作業できましたが、この香りは翌日には消え、その後は微かに油っぽい感じのニオイになり、元々の無垢の木の香りは殆ど感じられなくなってしまいました。その点だけが★-1ですが、どうしても無垢本来の色合いを消したくなかったので、こちらの商品に出合えて大変満足しています。