ビートが固すぎてタイヤレバー三本を使ってもびくともしません。てこの原理を使って間を空けてレバーをすり込ませ、返すのですが、力一杯入れて返せたと思ったらビートが硬くて逆の部分が元に戻ってます。戻らないように抑えるレバーはいくらこじっても隙間が増えることはなく、チューブを抜くためだけに小一時間格闘することになります。チューブは当然噛みこんでボロボロなので自転車みたく再利用することはできないでしょう。
IRCとかダンロップの柔らかいタイヤだと先に組んで結束バンドでまとめた後、バルブの先端をナットで絞めてビートワックスを塗って手組という裏技があるので簡単にできるのですが、このタイヤは手組ができないほど固いので、バルブを通すための指が入りません。上から押さえて通そうとしても固くて曲がりません。そのためバルブを通すだけでも数十分かかります。
そしてタイヤレバーを使って組み込むときチューブを噛んだら今までの苦労亜水の泡、また小一時間かけてチューブを取り出します。
すべて合わせると
1時間×チューブを噛んだ回数×パンクした回数=かかった時間
となり、数百円の差なんてチューブ一回噛みこむだけで吹き飛んでしまいます。それに運よく家でパンクが見つかればいいのですが、パンクは道路上でしか起きません。冬場でやらかそうものならかじかんだ手で地獄を見ることになります。
安かろう悪かろうの極致で買うだけ無駄。作ったやつは何も考えてないし、輸入してる奴はもっと何も考えてない。送料調整でも買ってはいけない物です。